AORとは

2023.2.28
酩酊談話室~店長ブログ
オーナー
監修者

ダイエーレコード店長

昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。

AORとは?


AORという言葉は「Adult Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)」の略語。主に大人向けのロックとして1970年代後半から使われている言葉で、この呼び名は日本で生まれたものです。その他、ブルーアイドソウルといった呼び方もありました。(白人が作るソウルフルな作品に対する呼称)!!ちなみにアメリカでAORというと=アルバム・オリエンテッド・ロックとして、曲単位よりもアルバム全体で完成度の高いアルバムを表現するのに使われ、意味合いが変わります。


サウンドの特徴

ロックを基調としながらもジャズやフュージョン、R&B、ファンクなどのブラックミュージックの要素が色濃く反映された都会的で洗練されたオシャレなもの。中にはボサノヴァやハードロックの要素が入ったものもありますが、共通しているのは一流のスタジオミュージシャンによる緻密に構成されたメロディやグルーヴで完成度が高く、その名の通り「大人の」鑑賞にも耐えうる音楽といったところでしょうか。そういった点から海外では「アダルト・コンテンポラリー」などとも呼ばれています。グルーヴィーでノリの良い曲からメロウでスイートな曲まで様々なタイプがあります。



誰がプロデュースしているか

特筆すべき事は、AOR好きのリスナーにとって、メインのアーティストよりも、「誰がプロデュースしているのか」、「参加ミュージシャンは誰なのか」といった事が最も重要事項になりました。料理に例えれば素材はもちろん大事だが、それ以上にその店のコンセプトや料理人を含めたスタッフが誰なのかという事で料理の味を判断する事が容易に可能だったというわけです。




日本もその影響を受ける

この流れは当然 日本の音楽シーンにも顕著に表れ国内の「プロデューサー」や「スタジオミュージシャン」に光が当てられまし た。そして、当時の良質なサウンド(J-POP)が、今、再び若い世代や海外のリスナーに注目を集めている事は、非常に興味深いです。最後にAORの代表的なプロデューサーの作品を当店のオススメレコ-ドとして数枚挙げてみますので良ければご覧ください。




オススメアーティスト

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