ダイエーレコード店長
昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。
ジュニア・ウェルズとは・・
DAIEIRECORD店長の「酩酊談話室」
前回の予告にも書きましたが、バディ・ガイの特集をしたときたら、やはり、この人を無視する訳にはいかないですね!
その名も、
「ジュニア・ウェルズ]
ジュニア・ウェルズはアメリカ合衆国のブルース・シンガー、ハーモニカ奏者。本名は、エイモス・ブレイクモア。1950年代よりイリノイ州シカゴで活躍し、そのファンキーなサウンドは、ファンク・ブルースと呼ばれるサウンドの形成に寄与した。
代表作「Hoodoo Man Blues」をご紹介
バディ・ガイの良き相棒、ハーピスト、そしてボーカリストでもある ジュニア・ウェルズの初レコーディング作品であり代表作でもある「Hoodoo Man Blues」です。
シカゴブルースのカッコよさが、滲み出るようなLPです。
余談ですが、ギターで参加した、バディ・ガイをプロデューサーが、チェスと専属契約をしていたと誤解して、アルバムのクレジット名をフレンドリー・チャップという変名にしている。再発盤からはバディ・ガイと正式名でクレジットされているので、オリジナル盤を探してみるのも面白いかも!!
ここで、当店で販売している上記のLPを紹介いたします。(画像クリックで商品に移動)
A-1曲目「Snatch It Back And Hold It」
A面の1曲目「Snatch It Back And Hold It」いきなりガツ~ンと来ます!!編成は、ギター・ベース・ドラム・ハープのみなのだがドライブ感のある演奏で、グッと来てしまいます。つかみは「OK」ってな感じの曲です。
Snatch It Back And Hold Itのサンプル音源
A-2曲目「Ships on the Ocean」
A面の2曲目「Ships on the Ocean」いやいや、バディガイの湿ったギター とグッと抑えた、リズム隊が痺れます。 ベースのジャックマイヤーズもいいですよ!!
Ships on the Oceanのサンプル音源
A-6曲目「Hey Lawdy Mama」
A面の6曲目「Hey Lawdy Mama」バディ・ガイのリフがグルーブを生み出し そこに、ジュニア・ウェルズのハープと歌が絡み合う様は最高です!
Hey Lawdy Mamaのサンプル音源
B-1曲目「Hoodoo Man Blues」
B面の1曲目「Hoodoo Man Blues」「Hoodoo Man」 とは、スケコマシ的な意味があるそうです。いかにもブルース!!(笑)ずっしりとしたテンポで語るように歌い熱くハープを絞り出す、これでなくっちゃね~ ブルースは・・
Hoodoo Man Bluesのサンプル音源
B-2曲目「Early In The Morning」
B面の2曲目「Early In The Morning」いやー いい曲だぁ。ほれぼれする、ピアニストのチャーリー・スパンド、1929年に録音した「Soon This Morning」が原作です。また、ソニーボーイウィリアムソンの代表作でもあります。
Early In The Morningのサンプル音源
B-6曲目「Yonder Wall」
B面の6曲目「Yonder Wall」エルモアジェイムスの「Look on Yonder Wall」が有名ですが、バディ・ガイとジュニア・ウェルズは、ジェイムスのアレンジとは違う解釈でこの曲を演奏しました。かっこいいです!!
Yonder Wallのサンプル音源
シカゴブルースは沢山の名盤がありますが、このアルバムも当然その中の一枚に数えられるでしょう。皆様、是非聴いてみてください!!
では又
今回も閲覧いただき有難うございました。最後に、当店で販売している「ジュニア・ウェルズ」のLP盤です!!(画像クリックで商品に移動)