オススメAOR紹介Vo2:「アル・ジャロウ」

2025.3.11
酩酊談話室~店長ブログ
オーナー
監修者

ダイエーレコード店長

昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。

アル・ジャロウとは・・

DAIEIRECORD店長の「酩酊談話室」

こんにちは!!前回に続きまして、春に相応しい作品を今回もご紹介したいと思います。



前回の記事でも軽く紹介しましたが、「ジェイ・グレイドン」プロデュース3作目、アル・ジャロウの通算10枚目のアルバム「ジャロウ」です。



アメリカ合衆国・ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のジャズ・ボーカリスト。ポップ分野でも活躍していました!広い声域に、ソフトかつ伸びやかな歌声と卓越したボーカル・テクニックを持ち、中でもスキャットは特技ともいえるほど優れた個性を確立していたそうです。







グラミー賞受賞などのジャズボーカリスト

1982年に、グラミー賞の最優秀男性ポップ・ボーカル賞最優秀ジャズ・ボーカル賞を、1993年には最優秀R&Bボーカルを受賞しており、この功績によりジャズ、ポップ、R&Bの3部門にまたがってグラミー賞を獲得した、最初の個人となっています!!

その中でも、私はこの「ジェイ・グレイドン」プロデュースにおける作品が特に好きなのです。「ジェイ・グレイドン」のプロデュースの特徴は、そのアレンジの歯切れの良さ、ギターソロも緻密に練り上げらて、非常に独特なフレーズがなんともかっこいいわけです。

アドリブが重要な、ジャズやブルースとは違う楽しみ方が出来ます。





「ジャロウ」を聴いてみた

当店でも販売している、下記のLP「ジャロウ」を聴いてみました!!

アル・ジャロウのボーカルスタイルは、広い音域と、ピッチの良さ、そして「歌う打楽器」といった異名があるように、パーカッシブなボイスコントロールが出来る、非常にスキルが高い人です。

LPの内の曲でも、アルジャロウのボーカルとしての素晴らしさを存分に堪能できますので、充実な内容です!!





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A-1曲目「Mornin」

A面の1曲目「Mornin」:この曲はAORを代表する名曲ですね。晴れた天気の良い朝に聴いてみたい、そんな曲です。


Morninのサンプル音源





A-2曲目「Boogie Down」

A面の2曲目「Boogie Down」:パーカッシブな歌唱でお見事です。細かいビートに歌声をのせる技術はさすがです。


Boogie Downのサンプル音源





A-4曲目「Save Me」

A面の4曲目「Save Me」:切ない感じのバースから自然な流れでアップテンポな軽快なナンバーに変化する。ほんとセンスの塊です。


Save Meのサンプル音源





B-1曲目「Step By Step」

B面の1曲目「Step By Step」:まるで、空にでも浮き上がるような、かる~い調子で始まる曲です。細かいリズムの応酬とでもいいますか、パーカッシブなボイスの技術がないと、曲の雰囲気が重くなっちゃいますから流石の表現力です。


Step By Stepのサンプル音源





B-4曲目「Not Like This」

B面の4曲目「Not Like This」:静寂な曲。小品だが、彼のうまさが光ります。


Not Like Thisのサンプル音源





B-5曲目「Love Is Waiting」

B面の5曲目「Love Is Waiting」:ラストは再び軽快なナンバー。ジェイ・グレイドンのセンスが散りばめられています。


Love Is Waitingのサンプル音源





春にピッタリのアルバム 「アル・ジャロウ」を是非聴いてみてください!!



では又



今回も閲覧いただき有難うございました。最後に、当店で販売している「アル・ジャロウ」のLP盤です!!(画像クリックで商品に移動)



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