オススメブルース紹介:「アルバート・コリンズ」VO2

2024.11.23
酩酊談話室~店長ブログ
オーナー
監修者

ダイエーレコード店長

昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。

アルバート・コリンズとは・・

DAIEIRECORD店長の「酩酊談話室」

ギターの上手い人は世界中に沢山いるわけで、それはアマチュアの世界でも、相当の腕前の方はいらっしゃいます。

でも、印象に残る人となると、以外に少ないのではないでしょうか。そんな中、今回ご紹介させていただくのはこの方

 「アルバート・コリンズ」(彼は、アメリカ合衆国テキサス州出身のブルース・ギタリスト、シンガー)

印象に残るギター・リストという意味においては、相当上位にくるのではないでしょうか。





唯一無二のギター音

何故、私が、彼のギターは唯一無二だなと思うのは、ギターの音、なんです。

もの凄く鋭角的な音なんです。「FROZEN」つまり氷のような音といった形容をされますが、まさに「氷」の音なのです。 (この音はこの人にしか出せません、これが最大の魅力です。テクニックではありません)この音を出すために彼は変則チューニングをして、カポタストをハイポジションに付け、ピックではなく指で弾く。これがたまらないのです。



当店が販売しているLPの紹介

ここで、当店で販売しているアルバート・コリンズのLPを紹介いたします。(画像クリックで商品に移動)





店頭で視聴してみました

本日も店の在庫から、1982年12月18日、東京九段会館でのライブ盤 「フラッシュ フローズン」(上記の商品)を聴きながら、その印象を書いてみたいと思います。

アルバムの1曲目はインストで始まります。いきなり攻めています。興奮体質の彼が、いかに自分をコントロールしながらの見事な演奏!決して守りに入っていない姿勢には、恐れ入ります。


Albert Collins / Listen Here のサンプル音源



アルバムの2曲目のシャッフルのブルースナンバーも、その破壊力たるは凄まじい。


Albert Collins / Tired Man のサンプル音源



アルバムの3曲目のバラード、イントロソロが又渋い、音の強弱の付け方が上手い、強弱の付け方、これが素人にはなかなか真似できない。


Albert Collins / If Trouble Was Money のサンプル音源



B面の1曲目の「ストーミーマンデイ」に至ってはT・ボーンの真似をし、ワンコーラス、ギターを水平にして弾いたとライナーに書いてあります。T・ボーンファンは「涙、涙」だったでしょう。そんなサービス精神も彼にはあるのです。




私個人的に思う疑問は、歌に関して言えば、世間の評価は低いらしいという事・・・・

めちゃくちゃ低いのです・・・

なんで低いのか私にはわかりません。泣

特別上手いシンガーではないかもしれませんが、そこまで低い評価は納得がいきませんね。泣

ギター・リストとして彼の評価が高すぎて、その対比でそんな印象になっているのか、わかりません。

う~~~ん。



そして・・!!!

このライブを観た、日本のブルースギターの重鎮、塩次伸次がぽつりと言ったそうです。「ようするに上手いんだよな」と、、、、、、、この言葉、結構色々考えさせられる言葉です。「ようするに」とは・・・ 深いです。



今回も閲覧いただき有難うございました。最後に、当店で販売している「アルバート・コリンズ」のLP盤です!!どれも素敵な作品ばかりです!!ブルース好きな方や、今からブルースを知りたい方、どなた様にも刺さるジャンルですので是非!!(画像クリックで商品に移動)



では又

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