BLUESとは・モダンブルース編

2023.2.5
BLUES
オーナー
監修者

ダイエーレコード店長

昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。

ブルースとは



色々なサイトや書籍で“ブルース”の解説があると思いますので、ここでは私の主観でのブルースを述べようかと思います。ブルースとは、アフリカ系アメリカ人によって生み出された哀愁を含む音楽です。1865年の奴隷解放後に自由な時間を得たアフリカ系アメリカ人によるフィールドハラー(農作業などの労働時における掛け声のようなもの)や、ワーク・ソング(労働歌)などから生まれたジャンルです。どちらにしても自らに歌うようにして歌っているのが特徴です。 




年代別のブルース

ブルースとひと口に言っても様々です。BBキング以降のモダンブルース、マディウォーターズを中心にしたシカゴブルース 、Tボーンウォーカーやピーウィークレイトンを中心にした、テキサス&ウエストコーストブルース。サザンブルースやニューオリンズブルース。戦前ブルースなどもあります。地域・時代によって変化を遂げたブルースをご紹介したいと思います。 



モダンブルース

本日の投稿はモダンブルース編ということで、モダンブルースのお話や、オススメアーティストをご紹介します。
モダンブルースはBBキング以降のブルーススタイルを指す事が多いようです。BBキングのサウンドは泥臭いダウンホームな感じというよりか、どこか洒落たサウンドに仕上がっています。アーバンブルースなどと形容されることもあります。しかしモダンブルースといっても、そんなにきっちりと線引きがされるはずもなく、60年代初期にはボビーブルーブランド、リトルジョニーテイラーらによりゴスペルブルースが完成しました。

80年代にはブルースが下降気味になっていく中ZZヒルに端を発する、ソウル的なスタイルと結びつく事により様々なヴェテランシンガーが息を吹き返した格好となった。いわゆる、マラコ(レーベル)のダウンホームブルース路線というやつです。80年代にはロバートクレイなど、ロック、ソウルの感覚を身につけ、ポップチャート登場の快挙を成し遂げている。時間的には四半世紀の幅があり地域的にもバラバラだが現代に生きるブルースである。




オススメアーティスト

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