ダイエーレコード店長
昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。
レコードのお掃除
DAIEIRECORD店長の「酩酊談話室」
レコード盤の掃除についてちょっと話しましょう。当店みたいに、店を営業しながら入荷したレコードを、手間暇掛けずに掃除をするにはどうしたらよいかと色々とやりました・・ 初めは、ナガオカのレーベル保護プロテクターを買ってきて、敷物の上でやりましたが、なんだか効率が悪い。プロテクターをはめたり外したり・・。レコードも敷物の上だとこちらのエネルギーがかなりかかる・・・。(ナガオカのレーベル保護プロテクターは素晴らしい商品です! !)
ナガオカのレーベル保護プロテクター
いや、家でゆっくりじっくり楽しみながらの掃除なら構わないけど、こればかりに手間をかけられない。たばこのお客様がやってくる度に(当店はたばこも販売しています・・汗)「よっこらしょ」 と椅子から立ち上がらなければならない・・ ふ~~、けっこう、、しんどい・・・という事でなんだかんだ考えたというより、自然に今から綴るやりかたになりました。
当店のお掃除の仕方
まずですね プレイヤーにレコードをセットします。自家製の洗浄液を布でセンターラベルを隠しながら吹きかけます。(プロテクターをはめる手間が省けます・・楽や~)
自家製洗浄液は
・精製水:3
・無水エタノール:1
・ドライウエル:数滴
の割合で作成)固着した汚れがある場合は、歯ブラシを3本くっつけたブラシでもって掃除します。この際レコードを45回転で回しながらシャカシャカと掃除します。 (これも又 楽だし 早い・・)この作業は立って出来るため、たばこのお客様が来ても スッと対応が出来る(ありがたい・・・)
ケルヒャーを使用
その後、レコードの回転を止めて、ケルヒャーという、水分を吸い込んでくれるバキュームで汚れた液を吸い込みます。
そして布で軽く拭き取ります。
そしてレコードを掛けます。(時間短縮の為45回転で掛けます。)すると、レコード針が、湿っている レコードの溝に詰まったゴミやカビを掘り出してくれます。これがですね・・ きもち良く取れるのです(笑)これ結構の快感です・・・!!しつこい汚れの場合はこれを数回くりかえしてください。
お掃除セット:左から、ケルヒャー・布(タオル)・歯ブラシ・精製水
ケルヒャー・WV75 PLUS:商品リンクはコチラから
チリチリ・プチプチの軽減
上記の方法でケルヒャーをした後、さっきまで「チリチリ」「プチプチ」と鳴っていたノイズが無くなって 音が「くっきりぽっきり浮かび上がってきます。いやー 最高の気分・・ (重度の場合はノイズが消えない場合もあります)
この方法は欠点が一つ
このやり方には欠点がひとつある。あまりひとつの針でこの作業をして、その針でレコードを掛けるとノイズが出たり歪んだりする事です。そんな時は、しばらくその針を休ませる必要が出てきますので予備の針は必要だと思います。まあ古い針を掃除用にしてしまえば問題は解決します。そんな事で今日もこれからシャカシャカお掃除始めます・・・(笑)
今回もご拝読有難うございます!!
皆様の良いレコードライフを願って!!