オススメ女性ヴォーカル紹介Vo1:「ローラ・ニーロ」

2025.2.7
酩酊談話室~店長ブログ
オーナー
監修者

ダイエーレコード店長

昭和47年創業のアナログレコード店のオーナーです。ソウル、ブルース、ゴスペルが好きで夜な夜な好きなレコードを聴いています。プライベートでは、ブルースバンドのVoで活動もしております。

ローラ・ニーロとは・・

DAIEIRECORD店長の「酩酊談話室」

今回は、私が大好きな女性ヴォーカリストをご紹介いたします!

その名も、



「ローラ・ニーロ]



ローラニーロはアメリカのシンガーソングライター、歌手およびピアニストであります。ニーロのスタイルは「ブリル・ビルディング・サウンドのニューヨーク・ポップ」と「ジャズ」、「リズム・アンド・ブルース」、「ショー・チューン」、「ロック」および「ソウル」の混合であり、多彩な表現方法をもった唯一無二な存在であった。力強く情感的なボーカルスタイルと3オクターブのメゾソプラノの音域でも称賛されている。そんな彼女は1997年4月8日にコネチカット州ダンベリーで癌により49歳で死去したが、これは母親も癌で死去したのと同じ年齢だったそうだ。







代表作「魂の叫び」をご紹介

ディランズ・チルドレン

このアルバム解説の「中村とうよう氏」によれば、ローラ・ニーロはディランズ・チルドレン(ボブ・ディラン)の一人だと位置付けている。

プロテストソング全盛の時代に登場したボブ・ディランは、「風に吹かれて」などがヒットした事により、プロテストソングのライターとして人気が出たが、本来ディランは、お説教的な歌や世間に向かって警笛を打ち鳴らすような歌は本来性に合っていなかったのである。

そんなディランとは違い、ローラ・ニーロは自分自身の内省的な歌を唄う事からスタート出来たのは、ディランにとってはとてもうらやましかったのではないかと、中村とうよう氏は、綴っている。

そんなローラ・ニーロにも、ローラチルドレンが、かなりいる事であろう。日本の70年代の音楽シーンにもその影響は顕著に現れていて、山下達郎さんや大貫妙子さん、そして初期の吉田美奈子さんの作品にはその影響が強く伺える。内省的な歌詞、編曲、歌い方がとても良く似ている。



ここで、当店で販売している上記のLPを紹介いたします。(画像クリックで商品に移動)





制作陣でも楽しめる作品

傑作「魂の叫び」は 「アレサフランクリン」から「アヴェレイジ・ホワイトバンド」に至るまで、主にソウル系のアーティストを手掛けた「アリフ・マーディン」と60年代のブルーアイドソウルの草分け的バンド「ザ・ラスカルズ」の「フェリックスキャバリエ」この2人が共同プロデュースをしました。

ミュージシャンもA面は主にアトランティック系のアーシーなソウルサウンドをクリエイトしてきた、アラバマの「マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ」の面々が務め、B面がキャバリエ・チョイスのミュージシャン、「コーネルデュプリー」「チャックレイニー 」「ラルフマクドナルド」「デュアンオールマン」、故ジョンコルトレーンの未亡人「アリス・コルトレーン」も参加していて、この辺りのスタジオミュージシャンの聴き比べも又面白いです。





「魂の叫び」を聴いてみた

A-1曲目「Brown Earth」

A面の1曲目「Brown Earth」ローラの孤独で崇高な精神の叫び


Brown Earthのサンプル音源





A-3曲目「Black Patch」

A面の3曲目「Black Patch」マッスルショールズのサウンドが光る!!


Black Patchのサンプル音源





A-5曲目「Up On The Roof」

A面の5曲目「Up On The Roof」キャロルキングのカバーです!


Up On The Roofのサンプル音源





B-1曲目「Upstairs By a Chinese Lamp」

B面の1曲目「Upstairs By a Chinese Lamp」B面はキャバリエ、チョイスのミュージシャン さすがの演奏力!!


Upstairs By a Chinese Lampのサンプル音源





B-4曲目「Christmas In My Soul」

B面の4曲目「Christmas In My Soul」息を呑むほどの美しい音の響き。


Christmas In My Soulのサンプル音源





ローラの美しい歌声や、落ち着いて聞ける楽曲は初めての方でもオススメです!!是非聴いてみてください!!



では又



今回も閲覧いただき有難うございました。最後に、当店で販売している「ローラニーロ」のLP盤です!!(画像クリックで商品に移動)



閉じる